さとひろの旅日記

青の洞窟とイタリア旅行記

青の洞窟ドキュメント

もっと簡単に見れると思っていた「青の洞窟」。
でも実は、入れる確率がものすごく低く、行った当日の朝も、入れるかどうか分からない状態でした。
そんなわけで、このページは文章も交えて、ドキュメント方式(?)でお届けします。

青の洞窟の観光は、ツアー最終日。このツアーのタイトルが、「カプリ島・青の洞窟とイタリア夢紀行8日」だけに、もちろんこの「青の洞窟」がクライマックス。私も出発前からとても楽しみでした。
しかし、添乗員さんや現地ガイドさんの話によると、入れる確率がとても低いらしい…。ほんのちょっと波が高いだけでダメになることも。特に添乗員さんの経験では、
「5回に1回位しか入れない」とのこと。ということは、「入れるかどうか」は天候や波の高さなどに100%影響される運まかせのようなもの。もうこれは、ただ祈るしかありません。

そんなわけで迎えた出発日の朝。ローマ郊外のホテルから日帰りコースということもあり、強行スケジュールです。
早朝5:00モーニングコール、5:45ロビーに集合、朝食はバスに乗り込んでから配られる「ボックスブレックファスト」。
ところが、いきなりやられてしまいました。早朝出発だというのに、モーニングコールが鳴りません。夢うつつの中、隣の部屋のシャワーの音が聞こえます…(隣も同じツアーの人)…「隣、やけに早いなぁ…」なんて思いながら、「でもモーニングコールが鳴るまで寝てられる…」と再び夢の中へ。
が、突然同室の友人の声で起こされます。
「やばい、起きろ!モーニングコール鳴ってないよ!」「ええっ!」
既に5:25頃。驚いているヒマさえありません。パニック寸前で準備や着替えをする私達。荷物などは前の晩に大体用意していたおかげで、ギリギリのところで間に合いました。朝から猛ダッシュしたせいか、もうヘロヘロ〜。
前日まではモーニングコールのずっと前に起きていたのに…ツアー終盤になり、身体がイタリアの時間になじんできたのかも知れません。疲れもたまってきたし。
他にもモーニングコールが鳴らなかった部屋があったようで、添乗員さんに「モーニングコール鳴りました?」と聞かれました。そんなトラブルがあったにも関わらず、
遅刻者ゼロ!みんな気合入ってます(笑)。

波乱のスタートとなりましたが、一旦バスに乗り込むと、とても順調に進みます。いつもは通勤の自動車で渋滞するような道も、バカンスシーズンのためスイスイ。この間に朝食を済ませたり、寝直したり(笑)します。
約2時間半で、ナポリに到着。ガイドさんとの待ち合わせの時間まで余裕があったらしく、まずはナポリ市内を簡単に車窓観光。

  
ナポリ市内を車窓から

尚、バスを降りる時に、残念ながら「イタリアで一番治安が悪いので、注意するように」と言われました。海外では仕方ないですね…。
港でガイドさんと合流。若いイタリア女性でした。褐色に焼けた肌が魅力的♪(私は気付かなかったけど、
へそピアスをしていたそうな…スゴイ)
ちなみに前日もカプリ島のガイドをしたらしいのですが、青の洞窟は入れなかったとか…ちょっと不安。

ナポリからは、カプリ島へ向かうための「水中翼船」に乗ります。
乗り場には、様々な国の人が押し合いへし合い集まっています。しかし船なので入り口はたったの2つ。まるでバーゲンセール並みの混雑をかいくぐり乗船。(ここでもスリには気をつけましょう。)

真ん中の後ろ寄りがいい(船酔い防止のため)とガイドさんからのアドバイスがあったので、条件どおりの席を確保。乗り場の混雑を見た時は、席があるか不安でしたが、ちゃんと座れました。

実際に乗った船は、右の写真より大きめでした。乗る直前まで、どの船に乗るのか、ガイドさんでも分からないことも。(だから、かなりこまめに確認していました。)個人旅行の人は一体どうしているんだろう。


カプリ島
約1時間でカプリ島到着。
いきなり景色がきれいです。しか〜し、目的は「青の洞窟」。
今度は「青の洞窟」へ行くための乗り場へ行ってみます。
その乗り場で、どこから見てもバックパッカーな日本女性2人組と遭遇。
「朝から来ているけど、まだ船は出ていないみたいですよ」との言葉に不安がよぎる。

参考までに、船が出なかった場合は、ウンベルト広場でのティータイムに変更(旅行代金の変更ナシ)。カプリ島まで来てしまうと、その程度の代替プランしかないのはツライ。(ナポリで分かれば、ポンペイ観光もできるのだが)クライマックスでもある最終日が、ティータイムなんて嫌じゃー。

ところが、なぜか添乗員さんの表情は明るい。
「キャプテン(船長)が午後は大丈夫と言ってるから、たぶん大丈夫でしょう!」
少し待てば、何とかなりそうな気配。信じて待つしかありません。

先に島内の観光と昼食を済ませてしまおうということで、ちょっと空いた時間でおみやげ物色。
万が一、入れなかった場合も考えて、
「青の洞窟」の絵ハガキ購入(笑)。

右の写真は、その時見つけた猫のぬいぐるみ。最初生きている猫かと思いました。どうも売り物じゃなさそうだったので、写真だけ撮らせてもらいました。(売り物だとしたら間違いなく買ったでしょう。)

島内は、島内専用の小型バスで周ります。
(島内のタクシーは、何とオープンカー!)
このバスに乗って、島の中心部へ向かう途中で、
「船が出ました」との知らせが!思わず拍手が湧き起こります。(でも、まだちょっと不安)


注)ぬいぐるみです。
  

島の中心部からの景色。まるでギリシャに来たようです。バカンスでゆったりと滞在する人も多いらしい。
ナポリからのフェリーでも、スーツケースや大きな荷物を持っている人、いたしなぁ。うらやましい限りです。
意外なことに、こんな小さな島でもブランドショップがありました。さすがブランドの国・イタリア。


レストラン付近の売店。
ディスプレイがきれいです。
レストランで早目の昼食。朝、早かったので既にハラペコです(笑)。
(メニューは
「食事編」を参照下さい。)

食事をしていると、途中から他の日本人ツアーがやって来ました。
店を出た後、添乗員さんから聞いた話によれば、そのツアーは午前中に「青の洞窟」へ行く予定だったけど、まだ船は出ていなかったらしい。
でも後の予定も詰まっているので、私達のように待つこともできず、断念して午後は他のところへ行ってしまうとのこと。
こんなに近くまで来たのに…「青の洞窟」を見たいと思ったら、その日の他のスケジュールが詰まっていないツアーを選ぶべきだな、と思いました。

左の写真の店、現地のオヤジが日本語で呼び込みしていたそうです…トホホ。


「青の洞窟」行きの船

途中でこんな船も

真ん中がキャプテン(船長)
昼食も済み、いよいよ「青の洞窟」行きの船に乗るため、再び港へ。
20人位がやっと乗れそうな小さな船に乗って、いざ出航!ここまで来ると「不安」がなくなり「実感」が涌いてきます。

「青の洞窟」入り口

さらに小船に乗り替える

ちょっと分かりづらいですが、出入り専用にロープが張ってあります

入り口前には、こんなにたくさん
「順番待ち」の船が!

さらに陸側からも行列が。
__
港を出て15〜20分ほどでしょうか…いよいよあの「青の洞窟」の入り口が見えてきました!
でも同時に、たくさんの順番待ちの人達も見えてきます…。3〜4人ずつ小船に乗り替えて入るのですから、かなり時間がかかりそうです。その待っている間にも、波が高くなって入れなくなるんじゃ…と再び不安に。
 
あれれ?着いたところは…

突然船がとんでもない方向に動き出しました。「え?何で?入れないの!?」
何のことはありません。順番待ちの時間を利用して、違うところも見せようという、キャプテンのイキなはからいでした。

  

着いたのは、こういうところ。かつてフランス人が造ったらしい。割と目立たないところにあるので、見れるかどうかは待ち時間とキャプテン次第かも…。(ちなみに他の船は一切見当たりませんでした)

そしてこの「寄り道」の最後に見せてもらったのが、この「海の色」。
青の洞窟も、同じ色なのだそうです。
この幻想的な色を見せてもらっただけで、
もう悔いはありません(笑)。

青の洞窟と同じ色

小船の船頭さん(性格:ちゃっかり)
※乗る時から
「チップ、チップ」と連発していたので(笑)。
再び、青の洞窟の入り口前へ。相変わらずたくさんの順番待ちが。
ここからは待つばかりです。
先に小船に乗り替えるグループを、うらめしげに眺め続け、待つ(笑)。
中には
水着を着ているグループも…気合入ってます。

小船に乗る時は、荷物はカメラなど最小限にして、貴重品は乗ってきた船に残します。(ガイドさんなどが見ててくれる)
又、降りる時
チップを要求されるので、用意しておくように言われました。
1人1000リラ(60〜70円)程度なので、気持ち良く払ってあげましょう。

どの位待ったでしょう。船はかなり揺れていたので、船酔いで顔面蒼白な人も2〜3人。自信のない人は、行く前に、船に慣れておいた方がいいかも。
そんな頃、いよいよ小船が来ました!
それだけで興奮する私達(笑)。小さな船なのに、6人ずつ押し込められます。
私のところも6人…あれ?7人?…あっ、
添乗員さんも乗ってるぅ!

いよいよ「青の洞窟」の中へ!入り口はとても狭いので、ロープをつたって入ります。私達は船底に仰向けになります。普通に座ったままだと、入り口の岩に頭をぶつけてしまうこともあるからです。実際のところ、私の座った位置が後ろ向きだったので、何がどうなっているかよく分からないうちに入っていました。

ところでツアー中に仲良くなったご家族と同じ小船になったのですが、小船に乗ったとたん、そのご家族(の娘さん2人)が、イタリア語で「帰れソレントへ」を歌い出しました。船頭さんと添乗員さんも一緒に歌い、大合唱(笑)。私は歌を知らないので当然ついて行けません。それがちょっと残念でしたが、その歌のおかげで、より一層気分が盛り上がります。(結局小船を降りるまで、ずっと歌いっぱなしでした(笑))

さあ、いよいよパンフレットで見た景色とご対面です!

幻想的な青…
ここは余分な説明はいらないですね。

もっと大きな画像で見たい方は
こちらへ。


洞窟の天井。
中にいる間は、必死でデジカメで撮っていました。気が付いたらもう外に出るところだったかも。あ〜、もうちょっと肉眼でじっくり見ておけばよかった。でも頑張ったおかげで、理想に近い写真が撮れました。
フラッシュは使わない方がいいです。この微妙な色が出ません。

小船を降りるとき、予告どおり船頭さんがチップを要求(笑)。あまりに聞いたとおりだったので、笑えました。
尚、写真を見れば分かると思いますが、小船に乗り替える時、結構恐いです。(落ちたら海!)
特に女性の方は、間違ってもタイトスカートや、ハイヒールなんて履かないでね。

順番待ちが予想以上に長かったので、予定時間をかなりオーバーしているらしく、港に付くとすぐにナポリ行きフェリーの乗り場へ。
そこでフェリーを待っている間に、日本人ガイドさんに聞いた話によると、青の洞窟に入れる確率は
「夏は6割、冬は2割」だとか。だから、冬に入れた人は超ラッキーなんだそうです。
ナポリへ帰るフェリーは、とても空いていました。洞窟が見れてほっとしたのか、ナポリに着くまで
爆睡。気づいた時には、みんな降りるために並んでいるところでした。

本当は、そのあとナポリのカメオ工場を見学する予定でしたが、それもナシに。フリープランの人たちと合流して、カンツォーネディナーという予定も決まっていたので、仕方ありません…いや、旅のクライマックスの「青の洞窟」が見られたのだから、もうそれだけで満足度200%でした♪

後日談
翌日も同じホテルでした。またもやモーニングコール、鳴りませんでした。添乗員さんが直接部屋に電話をかけて、起こして下さいました。奇しくも私の誕生日…。
誕生日の朝は、添乗員さんのモーニングコールで目覚めるという、めったにできない経験をさせて頂きました(笑)。
又、次回からは必ず目覚ましも持って行かねば、と思いました。

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